ブランド箱 付
主だったお店を調べましたが この復刻アーカイブマグの初版品は 一軒もありません。従ってお熟成アインが一番お安くなります。
今では手に入らぬ 旧作のいい物が お熟成アインでは何故 有って 何故 お安いのでしょう ? それは 2010年 一部上場商社の正規品在庫の決算処分で500個全量をお安く引き取りました。初版品ギルデッドリリーは80個ありました。ブランド箱入りの正規品を仕込みながら 売るのが下手で まだあるからです。大概のお店は いち早く色々な宣伝広告に金をかけ ポイントで釣ったりして上手にさばいていかれます。売り下手のアインは ひたすらお熟成 お値打ちのつくのを待ちます。お陰で この少しバター臭いジャポニスムの旧作は 今や手に入りません。お熟成アインの真骨頂 ! !
当店のお品は 総て 現地在庫を漁らず(現地では B品の販売があり その混入を避けるため) 欧州代理店を通じて 各メーカーに 発注しております。
お熟成価格は 安くて美味しい。お熟成ワインは ボージョレヌーボーより美味しいですが プレミアムが付いた分 高くなる。何故 お熟成アインは 安くなるんですか ? お熟成のプレミアムも お客様に差し上げているからです。
初代 ジョサイア・ウェッジウッドが残した 8冊 10000点の
パターンブック以来 営々と刻まれる パターン・アーカイブ(記録保管)
ウェッジウッドは 250周年を2009年に 迎えるに当たり 19世紀初頭のパターンブックから 選び抜かれた デザインを 更に今様に デフォルメして 新作発表しました。当時は ナポレオン全盛の アンピール(エンパイア)様式が 大陸を席捲しておりました。そんな中 専制君主ナポレオンを好とせぬ(英国は 第二,三,四,五,六次対仏大同盟を主導。ワーテルローの戦いで百日天下のナポレオンに引導を渡しております。) ジョンブル気質は それに媚びずに 反する少し野暮ったさのロンドンシェープに 人気を博しました。ごく1部の窯が 華麗なアンピール様式に 迎合しましたもの それを リージェンシー(1811~1820 家具などの 英国摂政期様式)と 呼ぶ事がありますが 磁器においては 正式名称ではありません。
アーカイブマグは そんな英国人気質が 生んだものですが 21世紀に蘇るに当たり 野暮ったさは 微塵もなく 華麗なる変身を遂げて 今 貴方に 花開いております。
このギルデッドリリーは 金彩の百合を 洋風に描いた ジャポネズリ (この年発表の姉妹作が 総てジャポネズリでしたので 英国人には この程度のバタ臭さは 東洋の範疇に入るのかと) らしき 作品です。