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商品コード:
HTCA0724

ヘレンド トゥッピーニの角笛 【マスターペインター】 ティーC/S 724 10%Off

通常価格(税込):
209,000
販売価格(税込):
188,100
関連カテゴリ:
ヘレンド > トゥッピーニの角笛TCA

マスターペインター サインが有るのと無いのでは 格式に雲泥の差が付きます。制作費も 3割くらい高くなります。ですから無い一般品を 代理店価格で表示するのは大変いかがわしいのですが このことにヘレンド社とアイン以外 誰も気が付いておりません。

花絵画 中国画 細密画を 良く卒業した人に  与えられるサインロゴ マスターペインターの称号
つい一言 蘊蓄を 傾けたくなる逸品が あるんですね。アインには!

当店 流石は マスターペインターさん 色濃く 貫禄ある重厚感が違います。

このマスターペインター作ティーC/S 0724は 25年前 デンマークのヘレンド代理店の依頼を受け 購入したものです。それではお熟成アインには由緒正しきマスターペインター付きが何故あるのでしょう ? それは特別に便宜を図られているからです。 それなのに売るのが下手で 宣伝広告をしないで ポイントをつけたりもせず ひたすらお熟成 お値打ちのつくのを待つからです。今では この美品は手に入らないのに お熟成アインは一番お安くしております。お熟成アインの真骨頂 ! !

同業者が 公正取引委員会へ 代理店から輸入妨害を受けていると訴え出ました。(当時 日本は加工貿易黒字大国で 通産省MITIは 世界中から 失業の輸出と非難されておりました。そこでMITIは 先進国で唯一 代理店契約のあるブランドの並行輸入を合法としました。)公正取引委員会の立ち入り検査で アインも妨害を受けていると判り アインにも被害届を出すようにと電話をしてきました。ヘレンド社は 代理店間の兄弟喧嘩をさせないでほしい。アインには 代理店並みの便宜を図るからと連絡がありました。以後アインにはマスターペインターサインを許され 一般品でも手の良い物の気配りを頂けるようになりました。

オジア・シェープ
ヘレンドの主流シェープ
マイセンの#01シェープに同じ

トルコエカイユ(鱗文)を 白いスリップ状磁土を盛り上げて 装飾すると言う 手の込んだ逸品。トルコブルー(ターコイズ)を基調に 4度の窯入れにして 成り立つ細密画の傑作。
1860年代にマリク・ルイ・ソロンがセーヴルで「創作」した 此の世のものとは思えぬほど 美しいパテ・シュール・パテ技法と 仏ブルボン王朝の放蕩王ルイ15世が 寵姫ポンパドール夫人の美の追求に湯水のごとく大枚をつぎ込み 美の権化と詠われたセーヴルの名声にあやかり 誇大宣伝されておりますが 同時代 ヘレンドでも このトゥッピーニの角笛に 紀元前5000年の古代中国発祥の泥彩画を取り入れております。マリク・ルイ・ソロンが 中国の泥彩画からか 17~18世紀のイギリスでの重厚な陶器スリップウェアの釉薬と組み合わた 戯画風トフト皿からヒントを得て より絵画的に進化させたものかでしょうが「創作」説は為にする捏造です。

ブランド箱 330円 百貨店とアインにしか無い

遅咲きのヘレンドですが シノワズリに独自性を打ち立てましたように シノワズリ鱗文を 洋食器に取り入れたのも ヘレンドのオリジナルです。フランス語でエカイユは 鱗のことですが フランスの名窯で エカイユを 取り入れているのは 寡聞にて 聞きません。リモージュの矜持が 後発のヘレンドの後追いを許さなかったのでしょうか? 更に 先発のマイセンに磁器で出遅れていたフランスは バロック・シノワズリを追わず 欧州の美 ロココに活路を見出しました。 
コペンハーゲンでは 王立になった1775年から マイセンに影響を受けたブルーフルーテッドにエカイユがありますが 伊万里写しのジャポネズリで派違いです。
海を渡る 英国ロイヤルウースター社にて 創窯の18世紀半ば スケールブルー(染付の鱗文)によるシノワズリが流行しました。これは 大きな白抜きの地模様で ヘレンドの小紋と違い 発想や 表現の違いから 同根ではありません。本来 鱗文は 三角文として 古くから各民族に共通して創造、再生、繁殖などの 呪模様として存在していました。  
この鱗文をトルコ発祥としている日本の先生がおりますが 否定するために 同じ鱗文の梅瓶を示します。

麒麟は四神獣の一つで、吉祥の化身ともいわれる想像上の珍獣である。頭が龍で蹄は牛、尾は獅子で身体に鱗があり、仙人が乗るものとされている。この麒麟が天界から運んだ子を神童と呼び、成人して科挙試験に首席で合格するというので、人々は麒麟が子供を送り届けてくれるように祈るのである。(麒麟送子)  尚、日本でも聡明な児童のほめことばを、麒麟児というが、この由来による。
梅瓶とは 小さい口造りの丈長の瓶の事。酒を入れた瓶。形も時代と共に少しずつ変り、13世紀の宋・磁州窯に多く見られるように、口造りは小さく低く、肩の張らない卵形で、下は直線的に順次細る、頸は猪首形で胴継ぎの成形法。

牧羊国 オスマン(トルコ)皇帝への献上品
神聖ローマ帝国(実質:オーストリア=ハンガリー帝国)はヨーロッパの東南端で オスマン(トルコ)と何度か戦火を交え 対峙しておりました。(ハンガリーは 1526年 モハーチの戦いに敗れ オスマン(トルコ)に 国土の1/3を占領され その後150年間 支配下に置かれた。この支配を解いたのがハブスブルグ家ですが また その統治下におかれました。1870年代 訪欧のパーディシャー(スルタン)に この高度な美術品により 国力・文化を誇示し 一方で 荒ぶる夷 懐柔のため下賜(神聖ローマ帝国側) 献上(オスマン帝国側)したものです。(散見しますが トゥッピーニの角笛が贈られたのを ペルシアのシャハン・シャーとするのはまちがいです。正しくはオスマントルコ帝国皇帝パーディシャーになります。ペルシアとは イランのことですが 荒ぶるイランに比べ ペルシアというと なんとなくエキゾチックですね。シャーというと ペルシャと思いたくなるんですね。でも 歴史的に間違いです。)

今回 オスマン帝国皇帝(パーディシャーを欧風に)を特定するために 帝国の歴史を2時間がかりで紐解きました。
アブデュルアズィズ(1830- 1876年)は、オスマン帝国の第32代皇帝(在位:1861年 - 1876年)。
2mを超す巨漢として知られたアブデュルアズィズ帝ですが、欧州訪問の際にイギリスを訪れ、ヴィクトリア女王をエスコートしたといわれています。ヴィクトリア女王はアズィズ帝のことを好意的に思っていたそうです。
1867年 パリで開催中だった万国博覧会の視察を目的に、オスマン帝国の皇帝としては史上初となる西欧諸国歴訪を行った。その折に列強の持つ装甲艦に魅了された彼は、のちに海軍力の増強に力を入れ、その結果この時期のオスマン帝国海軍は軍艦の保有数だけ(中古艦多く 欧列強の傭兵による莫大な維持管理に 国を傾けた。)では世界有数となった。また、パリ、ロンドン、ウィーンなどの博物館も視察し、帰国後にイスタンブール考古学博物館を設立した。
 
産業革命に先駆けた欧米列強に オスマン帝国は追う立場にありました。 オーストリア世襲皇帝(1804年 神聖ローマ帝国皇帝位の簒奪を狙うナポレオンに フランツ・ヨーゼフ二世は 神聖ローマ帝国皇帝を廃嫡し フランツ一世として初代オーストリア皇帝に) 3代目フランツヨーゼフ一世は 陰るオーストリア・ハンガリー帝国の矜持から 牧畜国オスマン帝国に優越性の底意を 慇懃無礼に この逸品を 下賜したつもりでしょう。

ヘレンドには オジア,ロカイユ,リッセ,エステルハージ,シェープがあります。面白いのはバロックを代表する(マイセン#02,ジノリのベッキオ)をロカイユ(ロココ)と名付けています。ネオクラシック時代創窯のヘレンドにあっては 多分時代を読み誤ったのでしょう。もしくは 歴史を古く箔付けするのに バロックでは 誇張が過ぎるし ロココどまりにしたのでしょうか? 1部学者に ロココを バロックの延長とする説はありますが バロックをロココとするのは 明らかな間違いです。

1864年閉窯の大先輩ウィーン窯の 受け入れは 絵のみ (金緑彩パセリ文, ワインリーフetc.) で シェープは デコラティブな貴族趣味を旨とする ヘレンドにあっては 奇を衒わぬ機能性を 旨とする ウィーンとは 相容れず その影響は見られません。
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